MINE


僕は見てただけ。
何もしないで見てただけ。

アイツに蟻のように群がる奴ら。
内蔵を護る為か、丸まって嵐が過ぎ去るのを待つアイツ。

アレは何だ?
人なのか?
なんであんなことが出来るんだ。
僕には理解出来ない。

友達、と言える奴。
話す事が無くても気まずくならない奴。

僕は見ていた。
何もしなかった。

アイツの目を直視出来ない。
アイツを見捨てた僕は最低だ。

でもしょうがないじゃん!
どうしろって言うんだよ!
アイツをかばったら僕が奴らにやられちゃう。

でもアイツは言ってくれた。
「わかってるよ。」

その言葉だけで十分だよ。
見るだけの僕。
何もしない僕はもう捨てる。

ただ居るだけの僕から卒業だ。

今日から俺は…




言霊へ
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