妄想


それは友人とゲームセンタで遊んでいたときだった。
「大滝ヒデジってすっげぇ歳だよな」
「絶対五万歳は越えてるよ」
たわいも無い会話。

「失礼な、私は五万二歳だ」
「えっ」
振り返るとそこには大滝ヒデジ。

突如ヒデジは放屁する。
ヒデジの尻から立ち上る紫の煙。
僕はその紫の煙に吸い込まれた。
最後に見えたのは手を振る友人。
なんで僕だけ???

目が覚めるとそこは極彩色の世界。
そして僕は黄緑。
誰かいないの?

歩いてみる。
感覚は無い。
浮いてるみたいな。

ミノモンタが現れた。
ピンクだ。
しかも顔は仲代タツヤ。
なんでミノモンタってわかったんだろう?

「オジョオサン。オジョオサン。オジョオサン。オジョオサン・・・」
うざいからほっとく。

何処へ行けばいいのかな?
「あなたの思う所へ行けばいいのです」
ん?
じゃあ、お言葉に甘えて。

何処へ行けばいいのかな?
「あなたの思う所へ行けばいいのです」
ん?
じゃあ、お言葉に甘えて。

何処へ行けばいいのかな?
「あなたの思う所へ行けばいいのです」
ん?
じゃあ、お言葉に甘えて。

無限ループの罠にかかったらしい。

独鈷HEY!ケバイ飯野加奈?
「・・・誰ですか?」
OK!BABY!NEXT NUMBER!

なんとか抜け出せた。

月が出ている。
兎でも出るかな?
「ご期待に添えなくてスイマセン」
「いえいえ、とんでもない。ところであなたは?」
「私はあなたの思う通りの者です」
「へぇ、すごいや。」

でも僕が思う通りって?
誰なのかな?

目の前が真っ暗に。

そして振り出しへ。

「大滝ヒデジってすっげぇ歳だよな」
「絶対五万歳は越えてるよ」



言霊へ


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